肌老化3つの原因1|活性酸素!

肌老化

30代、40代になると、若いときのように、
体の無理がきかないなと感じることが多くなりませんか。

体力と同じように、
体の表面を覆っている皮膚(肌)も、
衰えてきています。

10代のころの肌は、
プリンプリンで、ハリが有って、
弾力も有ったし、シワとは無縁でした。

でもいつしか、知らないうちに、
すべてが昔と違ってきたような気がするのではないでしょうか。

肌の衰え、肌老化とは何か原因で、
いつから始まってくるのでしょうか?

 

からだをサビさせる「活性酸素」

肌が衰えていく事は「肌老化」といいます。

肌が衰えてきたなと自分で意識するのは、
シミやシワなどが目立ってくる
40代になってからという方が多いようです。

ですが、実際には、すでに、
生を受け生まれた時から肌老化は始まっています。

老化は体が酸化していくこと

老化とは体の組織が酸化していくことを言います。

人は、呼吸をして酸素を体の組織に取り入れていますが、
取り入れた酸素の1~3%が、
活性酸素になるといわれています。

活性酸素は、
体のいろいろな組織細胞に傷を付けるなど、
有害な働きをします。

生きるためにできてしまう活性酸素との戦い

もともと体の各組織には、活性酸素を消したり、
取り除いたりする働きをする酵素を、持っています。

この活性酸素を消したり、
取り除いたりする働きを抗酸化作用といい、
抗酸化作用をする酵素を、抗酸化酵素と呼んでいます。

体内では、カタラーゼやスーパーオキシドディスムターゼ、
ペルオキシダーゼなどの酵素が、活性酸素を無害化にします。

ですから、生まれた時から、
生きるために必然的に生まれる活性酸素と、
それを消去する酵素との戦いのようなことが、行われているのです。

消去される前に活性酸素が傷を付けたDNAも、
すぐに修復されますが、
DNAも損傷、修復の繰り返しを常に繰り返しています。

こういう事情が、
生まれた時から「老化」が始まっていると言われる所以です。

体の酸化とは

体の細胞や組織が酸化するという事は、
細胞や組織が本来の物質ではなくなるといういことです。

体の中で起きる酸化の代表は、
活性酸素が、血液中のLDLコレステロールを酸化させて、
動脈硬化を起こします。

また、皮膚の酸化による肌の老化や
紫外線が原因でできる活性酸素が、
水晶体の組織を変化させて、白内障を引き起こしたりします。

活性酸素は、呼吸だけでなく、
紫外線、大気汚染、添加物などの
化学物質、農薬なども原因で作られます。

活性酸素は、体に悪さをするだけでなく、
体の免疫力を高めるといった、
よい働きもしています。

肌老化防止は年齢とともに落ちてくる抗酸化力を補う食事が大切!

年を取ってくると、
体内で酵素を作る力が衰えてきます。

そんなところへ、
サプリメントなどでビタミンを補給しても、
肝心の酵素が不足していては、効果が出ません。

大切なのは、不足がちになる酵素を補う生活をすることです。

そのためには、
野菜、果物、キノコ類、海藻類、豆類などの
抗酸化力のある食事を摂ることが大事です。

ちなみに、酵素は、
体の組織や細胞の中で起こる代謝(化学反応)の
触媒の役目を果たします。

酵素だけでは、体内の化学反応が途中でストップして、
その先反応が進まない場合に、
反応を助ける役目をするのが補酵素です。

補酵素には、いろいろ種類がありますが、
ビタミンは補酵素の一つです。

よく知られているビタミンCは、
水に溶けると強い抗酸化作用を持つ物質で、
美白効果があります。

補酵素としてのビタミンCの働きは、
コラーゲンの合成です。

もし、ビタミンC不足が続くと、
コラーゲンが正常に作れなくなって、
壊血病になります。

大航海時代の船乗りは、
野菜不足が原因で罹る壊血病に苦しみましたが、
当時はビタミンCの存在が分かりませんでした。

 

まとめ

肌や体の組織を老化させる活性酸素は

  • 生きるために呼吸を通して取り入れる
    酸素から作られる。
  • 活性酸素が、体の細胞や組織を酸化させて、
    劣化(老化)させる。
  • 体の中では、生まれた時から、
    活性酸素との戦いが始まっている。
  • 体の中で作られる抗酸化酵素は、
    年齢とともに少なくなってくる。
  • 抗酸化力をつけるために、
    抗酸化力のある食品を摂ることが大切である。

肌老化の原因は、活性酸素だけでしょうか?

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