毛穴の大きさは遺伝で決まる
男性ホルモンの量が毛穴の大きさを決定
顔の毛穴の大きい、小さいは
男性ホルモンの量でほぼ決まります。
ある意味 「遺伝」であると言えます。
思春期から、いわゆる性ホルモンの分泌が始まります。
特に男性ホルモンの影響を受けて皮脂腺が発育していき
皮脂腺の発育に毛穴の大きさが影響を受けます。
皮脂腺がとても大きくなれば
毛穴が目立つ肌になります。
男性ホルモンが少なくて皮脂腺の発育が悪いと
毛穴の目立たない肌になります。
男性ホルモンの多い、少ないは遺伝ですから
毛穴が大きい、小さいは、生まれる前から
遺伝子によってほぼ決まっていっていいでしょう。
皮脂腺が発育しているのは頭、じゃあ密度が高いのは?
人体でいちばん皮脂腺が発育しているのは頭です。
その次が顔ですから、顔の毛穴が目立つわけで
からだの毛穴は、それに比べて目立ちません。
一方で、皮脂腺の密度が高いのは額です。
次が頭皮、鼻、背中と胸、腋の下、ヘソ、陰部の順になります。
この皮脂腺の多いところは、脂漏部位と呼んでいます。
皮脂腺は、広く体全体に分布していますが
手のひらと足の裏にはありません。
脂漏部位の皮脂腺の分布密度は
1cm2 当り400~900個あります。
言い換えると
1mmの間に2~3個、皮脂腺があります。
皮脂は肌の表面を酸性に保って、雑菌の繁殖を防ぎます。
皮脂腺がない足の裏は、表面を酸性に保ちにくいので
真菌の仲間の水虫菌が繁殖しやすい環境になっています。
頭と顔の境界はどこだ?
頭と顔の境界は額です。
正確に言うと
解剖学的には「頭と顔の境界線は、耳の穴から眉毛を通って、鼻の付け根、眉間を横断し、ふたたび眉毛を通って反対側の耳の穴に至るラインとされています」
このラインより上が頭、下が顔というわけです。
額は頭だから、外から見えるところでは
一番皮脂腺が発育している所
⇒ だから、Tゾーンの横棒はテカる
と考えたのですが、考えすぎでした。
頭と顔の境を髪の毛の生え際にすると
髪の生え際は個人差があります。
男性の場合は、年齢とともに生え際が後退するので
顔がどんどん大きくなってしまします。
これでは不都合なので、上記のような定義になったそうです。
Tゾーンがテカるのは、1mmの間に2~3個という
たくさんの皮脂腺があるからなんですね。
顔にニキビが出やすいのはなぜ?
顔は頭のつぎに、皮脂腺が発達しているのに
太い毛はなくて、細い毛ばかりです。
発達した皮脂腺から出る皮脂量が多いのに
毛が細くて、毛穴の出口がふさがりやすく
皮脂が詰まりやすいのです。
顔にニキビができやすいのは、こんな理由でした。
まとめ
- 毛穴の大きさは、男性ホルモンの量できまる
- 毛穴の大きさは、遺伝の要素が大きい
- Tゾーンはテカるのは、皮脂腺の数が多いから
- 顔と頭の境は、眉を耳を結ぶのライン
- 顔の毛穴は、ニキビができやすい
顔にできるニキビ、男の場合、頬、アゴ、額
いろいろの所にできるけど、ヒゲの生えている所にはできないなあ。